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木偶坊の美探求流浪記 そして酒場と食と人を求めての旅


by sanmu39

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井上有一気迫の書


http://video.sina.com.cn/v/b/50309636-1300568620.html リンク
気迫_f0181746_910284.jpg


69年4ヶ月と1日の生涯
井上有一
Yuuichi Inoue    【前衛書家/書の鬼】
(1916.02.14~1985.06.15) 
黄疸から劇症肝炎で瞑目---水瓶座

書人。東京に生まれる。青山師範卒、本所区横川小学校訓導以後定年退職まで小・中学校教員勤務。上田桑鳩に師事。

1952年既成書壇の権威主義を批判し、個に立脚した書の確立を求め森田子竜、江口草玄らと「墨人会」を結成(54年脱会)。エナメルで描いた抽象作品で注目される。

1957年サンパウロ・ビエンナーレ出品の頃から墨と筆による文字(書)に回帰。中でも「愚徹」は、美術ジャーナリズムの指導的立場にあった英国の詩人で文芸評論家、ハーバード・リードの眼に留まった。以後「花」「貧」などスケールの大きな一字書をはじめ、戦争末期の東京大空襲の体験を書いた「噫横川国民学校」など数々の傑作を描き、海外でも高く評価される。

1985年没。死後国内外で多くの回顧展が開かれたほか、2000年には『井上有一全書業』全3巻が刊行された。

「一本の大きな筆をふるって、世界のアート・シーンにうちかかっていた男がいた。「デタラメ書き」を宣言した一匹狼だった。その墨の跡は、書を知らぬ西洋人の心をわしづかみにした。世界の前衛に躍り出た書の鬼。欺瞞とお体裁を「ブッとばせ」」(1)。

「書人、井上有一は二度生まれた。病を得て死と向き合い、筆を握ることで絶望を乗り越えたとき、再生の巨筆に新たな生命がのりうつった。「日々絶筆を書く」覚悟で残された墨跡には、命の瀬戸際に立つ人の“必死三昧”の境涯がすがすがしくうたわれている。死の淵に臨んで進化する芸術。猛々しい墨跡、顔真卿に挑む。」(2)。



歯が割れる・・・よな。
by sanmu39 | 2012-02-07 08:51 | 生書 | Comments(0)