木偶坊の美探求流浪記 そして酒場と食と人を求めての旅


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<   2008年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧

古梅園を訪ねて<奈良県奈良市>

墨の故郷

墨の話をすると延々と語らなくては気がすまなくなるので完結した話を紹介する。
墨とは、油煙(茶墨)、松煙(青墨)から採取した煤(すす)を動物性の膠(にかわ)で練り固め、型入れをして灰乾燥、自然乾燥する。その外、細かい工程はいろいろある。よい素材を使うことにより上質の固形墨ができるものである。油煙墨は菜種、胡麻などの液体油を燃やして採った煤でつくられる。松煙墨は松材を燃やして採った煤でつくられる。両者は質が違い、それぞれに特色がありますが、歴史の古いのは松煙墨で、よい墨は何年もの間乾燥させ膠を枯れさせると古墨なる。膠は煤を固める接着剤の役目をしており、精製された純度の高いものは無味無臭なのである。最近の原料はよく判らないが、以前は鹿やウサギの皮革が使われ、また象の鼻の皮革も一部使われていた。
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扁額や看板
ここでは菜種油煙墨採取の工程を紹介する。
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「油煙墨採取の部屋」採取用に蓋土器に煤がつき採取する。手間のかかる作業であるがこの工程での細かい煤が油煙墨の命である。
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「膠・象の鼻」
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「膠採取」
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「練り固め作業」職人の掌は指紋の中まで煤で取れない。
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「梨の木で文字や図柄を彫る」
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「灰乾燥」
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「吊るし乾燥」

墨の良し悪しは煉り職人の手業での空気抜き、乾燥部屋での保管状態などである。
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by sanmu39 | 2008-10-31 14:24 | 墨の造形 | Comments(0)

普茶料理<京都府宇治市>

普茶料理(ふちゃりょうり)を堪能

(財)青少年文化研修道場にて普茶料理をいただいた。
江戸時代初期に中国から黄檗隠元禅師が初めてもたらされた日本の精進料理。葛と植物油を多く使った濃厚な味、一つの卓を四人で囲む形式が特徴である。代表的な普茶料理に精進うなぎ、胡麻豆腐がある。禅僧が長寿なのは、精進料理を続けてゆくことによってコレステロールの過重を防いでいる。メタボリックシンドロームの方にはお勧めですね。
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シンプルであるが、だしがよくしみこんでおいしい。そして気持ちを空虚にしていただける無の世界。
しかし、それも最初だけで食が進むにつれ、酒も進んでしまい徳利の山ができてしまった。神聖なる場所にもかかわらず見知らぬ方々と宴会モードになってしまった。僧侶も飲めばただの人。
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by sanmu39 | 2008-10-30 07:16 | 日本古禮の旅 | Comments(0)

築地の神社<東京都中央区築地>

築地の歴史

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「魚河岸水神社」築地市場の人々から「水神さま」と親しまれている魚河岸水神社である。
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「波除稲荷神社(なみよけいなりじんじゃ)」
今から350年程前、築地一帯は一面の海だった。江戸開府(1603年)時の慶長江戸絵図には、今の日比谷のお堀の辺りまで汐入を描き、八重洲の海岸に船の役所が見えていた。開府前より始まった江戸城西丸の増築に掘られた。お堀の揚げ土を以って日比谷入江から埋め始められ、江戸東南海面埋立は、その後全国の諸侯七十家に千石に一人の人夫を出させ、後にはその埋立の役員の名をとり、尾張町、加賀町等と名附けられました。
そして70年の後、明暦の大火の後に4代将軍家綱公が手がけた最後の埋立の工事困難を極めたのが、築地海面だった。堤防を築いても築いても激波にさらわれてしい、或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体だったのである。皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、皆で盛大にお祭をした。それ以降というものは、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了致しました。萬治2年(1659年)の事。人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、稲荷大神に 『波除』 の尊称を奉り、又雲を従える<龍>、風を従える<虎>、一声で万物を威伏させる<獅子>の巨大な頭が数体奉納され、これを担いで回ったのが祭礼 『つきじ獅子祭』 の始まり。
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「獅子殿」
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「すし塚」
昭和47年11月1日に東京都鮨商環境衛生同業組合(現・-生活衛星―)により建立。日本の風土が育てた万人が好む食べ物「すし」それを調える為に包丁にしてきた魚の霊に感謝をし慰め更にはすしが永久の食べ物として発展させていく決意の表明として立てられた。揮毫は時の副総理三木武夫氏である。そのほかにも塚がある。
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by sanmu39 | 2008-10-29 07:24 | アートの旅 | Comments(0)

築地のにぎわい<東京都中央区築地>

日本のオペラは築地にあり

東京の台所築地。市場の活気は魂と魂との叫びのごとく聞こえる。市場で早朝「せり」で飛び交う声を「日本のオペラだ」と表現したムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(旧ソビエト連邦出身でチェリスト・指揮者・ピアニストで20世紀後半を代表する巨匠でしられた)は生前日本に来日すると必ず築地を訪れ、日本のオペラを絶賛した。
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築地は元気の魂が息づく場所である。

さっそく築地の素敵な扁額・看板たちを紹介しよう。
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「杉本」
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「正本」あこがれの包丁であった。刃物の職人の街でもある。刃物を感じる看板は流石である。
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「佃權(つくごん)」練り物が豊富。
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「三宅」三宅水産
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「玉八」玉子焼きの名店でうまい。
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「内野商店」旬 ・鮮 ・美 ・味の八百屋
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さかなくん、中尾彬、女性タレント(う~ん、名前わからん)が、グルメ番組の取材で築地を紹介していた。
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アナログがいい。ナイスなハカリ達。

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ちょっとここからグルメ情報です。吉野家の原点「はやい・うまい・やすい」牛丼が生まれた聖地、吉野家第1号店。営業時間が5:00~13:00。
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「洋食豊ちゃん」ここの「オムハヤシライス」はうまい。トッピングも豊富で、牡蠣フライandカニコロッケ辺りをのせたいのだが、もう1件行かねばならぬ店があるので我慢。
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「井上」ラーメン屋の看板である。家紋入りで、懐の広い存在感があり、ラーメン屋の看板としては日本一いい字ではないか。
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「築地井上」の特製中華そばは東京の味である。今日はさほど行列していなかったが、注文してから約1~2分で出来上がる。ルールはキャッシュ・オン・デリバリーで自分でお盆を手にし、おやじの親指が入ったどんぶりをお盆にいただく。普通の店なら文句も出るが、ここは築地なるとこでお洒落で粋を感じる。うまかったなあ。特製中華そば650円也。
築地は底知れぬ食の堂の街でもある。
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by sanmu39 | 2008-10-28 07:43 | アートの旅 | Comments(0)

芸術の都・京都<京都府京都市>

個性ある人・街

おばんさい料理の舌鼓をしながら壁面を見ると何気なく飾られている逸品たちがあった。京都は何気ないところがお洒落である。素敵である。
その逸品とは
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「手考足思」河井寛次郎筆
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「花深処」棟方志功作
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「今日無事」調査不足で作者が判りませんが滑らかな筆線である。

河井寛次郎の言葉「手考足思」手で考え、足で思う。
この言葉は好きな言葉の一つである。(以下詩文)

私は木の中にゐる石の中にゐる、鉄や真鍮の中にもゐる、
人の中にもゐる。
一度も見た事のない私が沢山ゐる。
始終こんな私は出してくれとせがむ。
私はそれを掘り出し度い。出してやり度い。
私は今自分で作らうが人が作らうが
    そんな事はどうでもよい。
新しからうが古からうが西で出来たものでも
    東で出来たものでも、そんな事はどうでもよい、
すきなものの中には必ず私はゐる。

私は習慣から身をねじる、未だ見ぬ私が見度いから。

私は私を形でしやべる、土でしやべる、火でしやべる、
木や石や鉄などでもしやべる。
形はじつとしてゐる唄、
    飛んでゐながらじつとしてゐる鳥、
さういふ私をしやべり度い。
こんなおしやべりがあなたに通ずるならば
    それはそのままあなたのものだ。
その時私はあなたに私の席をゆづる。
あなたの中の私、私の中のあなた。

私はどんなものの中にもゐる
立ち止つてその声をきく
こんなものの中にもゐたのか
あんなものの中にもゐたのか

あなたは私のしたい事をしてくれた、
あなたはあなたでありながら、
    それでそのまま私であつた
あなたのこさへたものを、
    私がしたと言つたならあなたは怒るかも知れぬ。
でも私のしたい事を
    あなたではたされたのだから仕方がない。

あなたは一体誰ですか
さういふ私も誰でしやう
道ですれちがったあなたと私

あれはあれで、あれ
これはこれで、これ
言葉なんかはしぼりかす

あれは何ですか、あれはあれです。
    あなたのあれです。あれはかうだと言つたなら
それは私のものであなたのものではなくなる。

過去が咲いてゐる今
未来の蕾で一杯な今

(『六十年前の今』より)
そのほか「手霊足魂」「手念足願」「手驚足喜」などの言葉を残している陶芸家「河井寛次郎」である。
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by sanmu39 | 2008-10-27 07:34 | アートの旅 | Comments(0)

京の都<京都府京都市>

京の都の数寄者

京都老舗の表具師宅に伺い、藝術と表具の関係や表具の仕立て方などをレクチャー頂きました。お名前はふせますが、隙のない方である。棟方志功との交流もあったようで、棟方志功書「湖田荘(こでんそう)」の横額があり、いい字である。作者の心意気が覗かれる逸品である。
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by sanmu39 | 2008-10-25 14:36 | アートの旅 | Comments(0)

奈良寺院巡り<奈良県奈良市>

凛とした奈良の寺院

元興寺(がんごうじ)
世界遺産(古都奈良の文化財)
元興寺は南都七大寺の一つの大寺であるが、東大寺や興福寺のような大伽藍が残っているでもなく、この極楽院や十輪院などの院坊が残っている程度である。しかし、元興寺には庶民性のような近づき難い空気がなく、現在の「奈良町」と言われている奈良下町を中心とした庶民の信仰を集め当時の人々の精神的原点となった寺であったように思う。

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「極楽院」
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極楽坊本堂の外観は寛元2年(1244年)改修され、西流れの屋根に見る行基葺古瓦は前身飛鳥寺から移建の際運ばれたものである。古瓦の古色、流線の屋根が実に美しい。
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その周りに点在する野仏や地蔵背景
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出土した「こけら経」
こけら経とは、薄い木の板にお経を書いたもので、亡くなった人を供養する時などに書かれたもの。
元興寺:奈良市中院町11


十輪院(じゅうりんいん)
十輪院が元興寺旧境内の南東に位置し、静寂した「奈良町」のなかにある。本堂には石仏龕(いしぶつがん)を拝む礼堂がある。日本では非常にめずらしい石仏であり、龕(がん)とは仏像を納める厨子を意味する。すべて花崗岩の切石を用いて築造され、龕中央に本尊地蔵菩薩、その左右に釈迦如来、弥勒菩薩を浮き彫りで表している。とても神秘的で素晴らしかった。
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「十輪院」
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山号は「雨寶山(うほうさん)」

十輪院:奈良市十輪院町27 本堂内観 9:00~16:30 月曜日休み
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by sanmu39 | 2008-10-24 09:28 | 日本古禮の旅 | Comments(0)

野仏庵<京都府京都市>

山荘の中の空間美
「野仏庵」は京都・洛北一乗寺の詩仙堂前にある。数寄者として上田堪庵(うえだたんあん)の審美眼により集められた美術品とともに茶室も移築された山荘。
野仏庵正門「野佛」を潜ると風や空気が変わる。視界に入るもの全て空間がある。美術でいう余白、間の息吹がある。素晴らしい空間美である。
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「野佛」
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「大日如来像」
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「地蔵菩薩像」
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「三体仏」
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「石川丈山」書横額
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「池大雅」筆屏風
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池大雅筆屏風抜粋で「酔」不均衡の細い線と均衡の取れた太い線が織り成すバランス美がうかがえる。
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堅獄「一休」筆軸
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「良寛」筆軸
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「一寧一山」筆軸

多々美術品を拝見させていただき心を奪われてしまった。深謝である。
野仏庵:京都府京都市左京区一乗寺葉山町15-3 9:00~16:00
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by sanmu39 | 2008-10-23 07:35 | アートの旅 | Comments(0)

黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ) <京都府宇治市>

旬の京都

萬福寺は、1654年(江戸時代)、中国福建省から渡来した隠元禅師が後水尾法皇や徳川四代将軍家綱公の崇敬を得て1661年に開創された中国風の寺院。日本三禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の一つ、隠元禅師、木庵禅師、即非禅師など中国の名僧を原点とする黄檗宗。
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隠元禅師書(寛文元年・1661年)の「萬福寺」(三門)と「方丈」(方丈)の扁額がある。
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弥勒菩薩(布袋)坐像で范道生作、寛文3年(1663)造立、木造、像高110.3cm。布袋は弥勒菩薩の化身といわれている。
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法堂内の襖に一字書で「道」と揮毫あり。いい字で、呼吸を感じる筆致である。
芸術の秋である。
黄檗山萬福寺:京都府宇治市五ヶ庄三番割34
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by sanmu39 | 2008-10-22 07:30 | 日本古禮の旅 | Comments(0)

横浜中華街<神奈川県横浜市>

横浜中華街の看板・扁額たち

横浜中華街は約240店の中華料理店がある。また各店の看板・扁額の宝庫でもある。見ていて飽きないし、文字をデザインとしてとらえる看板も多く色も多彩でカラフルである。もちろん料理も広東・上海・北京・四川・山東・福建・湖南・東北・江浙・台湾などなどの中国(台湾)の各地方のスパイシーな味がある。今回は一部の扁額・看板を列挙する。
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「大海飯店」
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「桃紀」
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「一石屋酒店」
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「楽園」
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「謝謝」

文字の素晴らしさは線を洞察してみると判るものです。
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by sanmu39 | 2008-10-21 08:17 | アートの旅 | Comments(0)