木偶坊の美探求流浪記 そして酒場と食と人を求めての旅


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巻筆と水筆
本展覧会の概要は省略し、本題の天平筆について再確認をしてきた。
書き手の心を知り尽くした、藤野雲平製天平筆。
藤野家が製筆を始めたのは元和年間の頃、14世紀藤野雲平(1912~1999)は、京都の筆舗、提中金翠堂に奉公後、父にも学んで筆を製した。製筆の大勢が水筆へと推移していった時代にあっても、古式の巻立法を守って巻筆の製造を続けた特異な筆匠であり、昭和41年(1965)には滋賀県指定無形文化財に認定されている。本筆は、藤野家歴代が最も得意としてきた天平筆。雀の頭の形に似ていることから「雀頭」と呼ばれる穂首の形や斑竹、コツの形など、正倉院に伝わる天平筆を基本にした古式ゆかしい作である。
現存する日本最古の毛筆が正倉院に残っている。日本最古の筆「天平筆」、天平筆の特徴は、毛先の部分、筆の穂に部分に紙が巻かれている。また芯の中心に命毛と呼ばれる芯の毛がある。当時の筆は全部が毛だけで構成されているのではなく、穂の中ほどから下の部分を紙で巻いてある巻筆が主流であった。
現在の一般的な毛筆は全て水筆である。現在巻筆を作っているのは藤野雲平氏のみである。
巻筆と水筆の違いはまず、巻筆のほうが技法として古い。巻筆は筆の穂を完全に下ろさないで書く。そのため運筆はしやすいが、太い線は出しにくい。水筆は全て下ろせることからコントロールしにくいが太い線や側筆、多彩な線が生まれる。
表現者として筆は、心を投影する必需品であり心を表面化する道具でもある。筆が変われば線が変わり、呼吸を変えれば線質が変わる。何とも素晴らしい道具である。
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by sanmu39 | 2009-03-17 07:45 | アートの旅 | Comments(0)